○議長(松本) 日程第6,報告第11号について質疑を求めます。
◆2番(林) 点検・評価の項目の13ページの
生徒指導等の充実という案件で,いじめ,不登校,
暴力行為という評価というような表があるんですけど,令和元年度は中学校の不登校が10件ということですが,増えているなあということが気になるんですが,これは
延べ人数でしょうか。
◎
教育課長(砂田)
延べ人数です。
◆2番(林) この10件ですけど,私も
一般質問でさせてもらったんですが,いろいろここに取組や方策が書いてあるんですけど,努力されているなというのは分かるんですが,
居場所づくりということを私は聞いたことがありまして,こういう環境に今はちょっと無理かなという生徒を置いているような,学校内で生徒を別にそういういじめに遭っている子を指導するような場所であるとか,そういうところの取組というのはされたんでしょうか。
◎
教育長(馬屋原) まず申し上げておきますが,この10件という件数が上がっておりますが,これは先ほど申しましたように一日も学校に来てないというふうな生徒は存在しておりませんし,この年間30日以上の欠席について数を上げておるということでございますから,本当にいろんな事情で学校に来れない生徒とこの数字というのは同じではないというふうなことをご理解いただきたい。学校の
居場所づくりでございますけれども,特に中学校においては,両中学校とも,例えば教室に上がれない生徒,以前は
保健室等に限られておりましたけども,別の部屋を用意して,そこの場で例えば午前中であるとか午後とか,その生徒の要望に応じて先生が幾らかついていろんな話を聞いたり,あるいは時には授業をしたりというような形で対応しているという状況でございます。その居場所も,できるだけ児童・生徒がいろんな形で接触を避ける生徒については,幾らか目立たないところで入れるような場所を設定をしながら,あるいは玄関からすぐ入ったところであるとか,そういうふうな教室を用意して今,各学校では取り組んでいただいているというような状況でございます。
◆2番(林) 取り組んでおられるということで,分かりました。 それと,もう2点ほど聞きたいんですけど,15ページの
中間目標にある情報の公開及び
学校評価というところで,情報の公開ということについてお伺いしたいんですが,これはBということになっておりますけども,
学校評議員,
学校関係者評価委員の来校を呼びかけたとか,ホームページの定期的な更新及び充実に取り組んだというふうなことでありますが,例えば地域の方への学校の情報を公開するということに関してはどのような取組をされたんでしょうか。
地域住民ですね。
◎
教育課長(砂田) 各学校とも,学校だよりの配布とか,そういったところで
情報発信をさせていただいております。 それから,Bの評価ですが,こちらは
不祥事案件のことも含めての全体の評価としてBとしております。
○議長(松本) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(松本) 質疑を終結します。 以上で報告第11号は議了いたしました。
○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は10時50分とします。(午前10時42分)
○議長(松本) 再開します。(午前10時50分)
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(松本) お諮りします。 日程第7,議案第136
号令和元
年度神石高原町
一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第16,議案第145
号令和元
年度神石高原町
病院事業会計剰余金の処分及び
決算認定についてまでは関連がありますので,
一括議題としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(松本) ご異議ないものと認め,日程第7,議案第136号から日程第16,議案第145号は
一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
◎町長(入江) 議案第136号から議案第145
号案件,令和元
年度神石高原町
一般会計歳入歳出決算及び
国民健康保険特別会計外7
特別会計並びに
病院事業会計決算認定の議案について
提案理由を申し上げます。 提案に先立ち,
新型コロナウイルス関係について一言申し上げます。
世界規模で猛威を振るう
新型コロナウイルス感染症は,私たちの生活や
経済活動に大きな影響をもたらしているところですが,現在は
感染拡大の防止策を講じつつ,
社会経済活動のレベルを段階的に引上げつつある状況にあると言えます。 本町におきましても,住民の皆様の不安を最小限に食い止めるべく,様々な
感染症予防対策や
経済支援策を打ち出し,また皆様には新しい
生活スタイルを実践していただいているところでございますが,何とか町民の皆様とともにウイズコロナの時代を乗り切っていきたいと存じます。町民の皆様には引き続き,ご協力賜りますようお願い申し上げます。 それでは,
提案理由の説明に入ります。 平成から令和へと新しい時代が幕を開けた歴史的な年となりました本町の令和元年度当初予算の状況ですが,
一般会計114億円,
国民健康保険特別会計外7
特別会計36億4,730万円,
病院事業会計5億1,434万円に平成30年度からの繰越し
事業費12億5,528万2千円を加え,合計168億1,692万2千円でスタートし,平成30年7月
豪雨災害の復旧・復興を最優先する中,災害からの学びを防災・
減災対策に生かした安心・安全な
まちづくりをはじめ,
子育て支援,
定住促進,
生活基盤整備及び
教育環境整備などに取り組んでまいりました。 また,8つの挑戦や人と自然が輝く高原の
まちづくりの
基本方針に基づく施策により,
神石高原町の魅力や価値を高め,人と人との
つながりを生かし,小さくても元気の出る住んでよかったと実感できる
まちづくりにより,
人口減少という課題の解決と町のさらなる
魅力向上に挑戦してまいりました。 年度内に,
企業誘致促進事業,
公営住宅管理経費,
道路橋梁災害復旧事業,
農林産物販売促進施設管理運営経費,農地及び
農業用施設災害復旧事業,協働の
まちづくり支援事業,
公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業など補正を行い,
最終予算額は,
一般会計125億575万1千円,
国民健康保険特別会計外7
特別会計37億8,627万円,
病院事業会計4億8,454万8千円,合計167億7,656万9千円になりました。
歳入決算額は162億613万9千円,
歳出決算額は152億6,505万2千円。翌年度へ繰り越すべき財源1億9,433万1千円を差し引き,7億4,675万6千円が
実質収支額,剰余金です。 このうち
一般会計における
実質収支額は5億6,836万8千円で,このうち
地方自治法第233条の2及び
地方財政法第7条の規定により,2分の1を下らない金額を
財政調整基金に積み立てました。 これにより,令和元年度末に47億3,341万3千円であった
財政調整基金の現在高は2億9千万円を加え,50億2,341万3千円になっております。 なお,その他
特定目的のもの及び
特別会計管理のものなどを含め,令和元年度末における基金の現在高は106億3,425万5千円で,平成26年度末以降,100億円以上の現在高を維持しているところです。まさに,
健全財政と言えます。その
健全財政を基盤に,誰もが挑戦できる
まち神石高原町の創造を
基本理念とし,8つの挑戦を柱とした施策,事業について,1年目は人と人との
つながりを生かし,多くの種をまき,2年目はこれを着実に育て,3年目となった令和元年度は具現化し,成果を意識した確実な実行に向け,
スピード感を持って取り組んでまいりました。 平成30年7月
豪雨災害復旧事業については,町道,河川,林道,農地・
農業用施設及び
社会体育施設など,平成30年度を初年に3年間で完了を目指し,併せて
町単独事業による
被災宅地及び農地の復旧に取り組みました。
災害復旧・復興の対応を最優先しておりますが,新庁舎及び
病院建設事業は,いずれも
造成工事が完了し,
建設工事に取り組んでいるところです。
子育て支援策については,
子ども医療費助成,乳幼児の
ロタウイルスワクチン接種補助,子どもの
インフルエンザ予防接種補助,1歳の誕生月や
小・中学校入学時の祝い金の支給及び幼稚園・保育所における第2子以降の保育料と
小・中学校給食費の
実質無償化を継続し,子育てしやすい
まちづくりに取り組みました。また,
保育所整備については,
くるみ保育所の
建て替え工事が完了しました。
定住促進策については,
企業誘致促進事業,
チャレンジ里山ワーク事業を拡充し,
サテライトオフィスの
物件案内など,
マッチングイベントの開催,
地域おこし企業人制度を活用し,今後,多様な分野への参入を期待するド
ローン事業に取り組みました。また,第2
定住団地の整備に向け,用地の取得と概略図の作成を進めました。 雇用の創出及び商工業の発展については,
神石高原商工会と連携し,起業のための
初期投資支援や店舗・工場等の改修と支援,
雇用促進奨励助成事業の推進に取り組みました。
地域資源を活用した事業として,高
付加価値農業の実現に向け,神石牛をはじめとした
神石高原町
トータルブランドJIN(神)
プレミアムの
PR展開を図るとともに,新たなJIN(神)
プレミアム商品の認定も行いました。また,
観光施設については,
スコラ高原,帝釈の
湯改修工事が完了しました。 農業の担い手を確保・育成するための
新規就農者新事業及び
地域営農体制支援事業,自主的かつ継続的な
農業生活活動を支援するための中
山間地域等直接
支払事業に引き続き取り組むとともに,
階見地区,黒木谷,
トマト団地造成工事及び
牧地区トマト圃場測量設計を行いました。
農林産物の
販売促進については,
株式会社エブリイ地縁マルシェへの
出荷業務支援を継続するとともに,
三和ふるさと活性化支援センター,道の駅さんわ182ステーションの
リニューアル工事及び新
商品開発を行いました。 住民に直接関係の深い
生活環境整備については,ふれあい
タクシー事業を継続して取り組みました。 また,災害時の対応力を強化し,住民の安心・安全を確保するため,
避難所備蓄用品の充実を図るとともに,
地域防災計画の改訂,
国土強靱化地域計画の策定など,防災力の強化に向けて取り組みました。
生活基盤の整備につきましては,
し尿処理施設運営の
民間委託,
高蓋地区水道施設の
老朽管布設替え工事及び豊松,三
和協働支援センターのトイレの改修などを行いました。 地域の活性化,
集落支援策については,
集落支援員や
地域おこし協力隊制度の継続,各
地区協働支援センターの
運営支援などを行い,
地域住民が自主的かつ主体的に参画することができる
まちづくりに取り組みました。
教育環境等の整備については,
来見小学校校舎設備改修,
小・中学校の
空調設備設置,
三和中学校校舎及び体育館の改修を行いました。また,
英語教育の推進については,幼少期から英語に触れる機会の提供や小学校4年生を対象としたイングリッシュ・イマージョン・プログラムの開催,
英語教育・
人材育成の一環として
中学生海外交流研修事業を継続して実施しました。
県立油木高等学校への支援については,引き続き公設塾の開設やHSJへの支援のほか,
通学定期券補助や
海外交流研修の拡充,
中高連携事業の一環として
各種検定料補助を行ったところです。また,
油木高校魅力化プラスプロジェクトとして,神ゼミの実施,ドローンアカデミーの取組などを支援しました。そのほかに,
神石高原町立病院の
各種医療機器の整備を行い,さらなる
医療サービスの向上を図ってまいりました。 次に,決算に伴う本町の
財政状況ですが,
財政健全化法に基づく四つの
健全化判断比率(
実質赤字比率・
連結実質赤字比率・
実質公債費比率・将来
負担比率)と
病院事業など4
企業会計における
資金不足比率の指標についてご説明します。 まず,
実質公債費比率ですが,平成20年からの
繰上償還及び地方債の
借入れ抑制の結果,令和元年度は6.3%と前年度より0.2ポイント改善をしました。 将来
負担比率はマイナスとなっており,問題ない状況です。比率の算出上は,将来負担額を
充当可能財源が上回っておりますが,
普通交付税の
算定替え措置が令和元年度に終了するとともに,平成30年7月
豪雨災害復旧事業,
庁舎建設及び
町立病院の
移転新築といった
大型建設事業に取り組む中,引き続き
財政健全化に努めていくことが肝要であると考えております。 以上が決算の概要ですが,全会計において
形式収支が
黒字決算で終えることができました。これもひとえに,
議員各位をはじめ,住民の皆様のご理解,ご協力と全
職員一丸となった地道な取組によるところであり,この場をお借りして衷心より感謝を申し上げます。今後も
自主財源の確保など課題も多く,厳しい
財政運営が予想されますが,引き続き町政の安定的な運営と
地方創生の取組に向け,本当に住んでよかったと実感できる
まち神石高原町の実現に向け,取り組んでまいる所存です。引き続き,ご指導,ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 以上,令和元
年度一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算並びに
病院事業会計決算認定の
提案理由とさせていただきます。 なお,
決算内容につきましては,
決算書並びに
主要施策の成果に関する
報告書及びその他
決算資料を参照いただきますようお願い申し上げます。 終わりになりましたが,橋本龍之
代表監査委員,
橋本輝久監査委員におかれましては,2か月の長期にわたり,
現地調査をはじめ,膨大な書類について,慎重かつ詳細な
決算審査を行ってくださいましたことに対し,改めて敬意と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
審査意見書にありますご指摘とご意見につきましては,真摯に受け止め,これからの
行財政運営に反映させるよう,引き続き努力してまいります。誠にありがとうございました。 ここに
決算認定における
提案理由を申し述べ,ご審議,ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
◎副町長(森重) それでは,各
会計決算状況を報告します。
一般会計。 歳入総額119億3,446万85円,歳出総額111億7,186万933円,歳入歳出差引き額7億6,259万9,152円,翌年度へ繰り越すべき財源1億9,423万1千円,実質収支5億6,836万8,152円,単年度収支マイナス4,798万6,504円。 国民健康保険
特別会計。 歳入総額10億7,515万94円,歳出総額9億8,398万4,270円,歳入歳出差引き額9,116万5,824円,翌年度へ繰り越すべき財源はありません。実質収支9,116万5,824円,単年度収支3,403万8,704円。 後期高齢者医療
特別会計。 歳入総額3億5,533万9,779円,歳出総額3億5,301万8,627円,歳入歳出差引き額232万1,152円,翌年度へ繰り越すべき財源はありません。実質収支232万1,152円,単年度収支135万6,386円。 介護保険
特別会計。 保険事業勘定。歳入総額17億8,903万6,011円,歳出総額17億5,044万4,468円,歳入歳出差引き額3,859万1,543円,翌年度へ繰り越すべき財源はありません。実質収支3,859万1,543円,単年度収支マイナス280万3,459円。 介護サービス事業勘定。歳入総額1,200万6,969円,歳出総額1,200万6,969円,歳入歳出差引き額,翌年度へ繰り越すべき財源,実質収支,単年度収支はありません。 簡易水道事業
特別会計。 歳入総額2億6,454万3,832円,歳出総額2億4,321万2,324円,歳入歳出差引き額2,133万1,508円,翌年度へ繰り越すべき財源10万円,実質収支2,123万1,508円,単年度収支マイナス496万8,360円。 飲料水供給施設事業
特別会計。 歳入総額4,117万2,213円,歳出総額3,530万9,551円,歳入歳出差引き額586万2,662円,翌年度へ繰り越すべき財源はありません。実質収支586万2,662円,単年度収支276万2,554円。 農業集落排水事業
特別会計。 歳入総額2億4,662万3,118円,歳出総額2億2,740万9,253円,歳入歳出差引き額1,921万3,865円,翌年度へ繰り越すべき財源はありません。実質収支1,921万3,865円,単年度収支515万3,464円。 総合開発事業
特別会計。 歳入総額1,437万6,771円,歳出総額1,437万6,771円,歳入歳出差引き額,翌年度へ繰り越すべき財源,実質収支,単年度収支はありません。 分収育林事業
特別会計。 歳入総額4万9,500円,歳出総額4万9,500円,歳入歳出差引き額,翌年度へ繰り越すべき財源,実質収支,単年度収支はありません。
病院事業会計。 収益的収支。収入総額3億7,019万6,947円,歳出総額3億7,019万5,498円,差引き額1,449円。 資本的収支。収入総額1億318万3,776円,支出総額1億318万3,776円,差引き額0円。 当年度未処分利益剰余金1,449円でございます。 以上で説明を終わります。
詳細説明はございません。認定いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(松本) ここで監査委員から令和元
年度決算審査意見書が提出されておりますので,
代表監査委員から審査結果について説明を求めます。
◎
代表監査委員(橋本) 令和元
年度神石高原町
一般会計歳入歳出決算,8
特別会計歳入歳出決算及び基金の運用状況審査意見。 令和元
年度神石高原町
病院事業会計決算及び基金の運用状況審査意見。 令和2年7月8日から8月31日までの間,町長から送付された各会計歳入歳出決算書と各種の関係諸帳簿及び証拠書類を照合し,金額及び計数等を確認するとともに,
現地調査を実施し,
会計管理者,各課長並びに関係職員から聴取を行い,既に実施した
例月出納検査並びに
定期監査の結果も参考に審査を行いました。町議会選出の
橋本輝久監査委員と合議いたし,去る8月31日入江
神石高原町長に対し,
審査意見書を提出しました。その内容を説明いたします。 2ページから行います。 会計別決算の状況です。 1,決算規模及び決算収支。 令和元
年度神石高原町
一般会計に令和元
年度神石高原町
国民健康保険特別会計外7
特別会計を加えた決算額は次のとおりであります。 歳入額157億3,275万9千円,歳出額147億9,167万3千円。
形式収支及び実質収支については,総合開発事業
特別会計及び分収育林事業
特別会計を除いて
黒字決算であります。
形式収支の前年度比較では,各会計は率にして8.0%増,実質収支では率にして1.6%減であります。 3ページ,
一般会計歳入歳出決算状況。 歳入の状況。 当初予算額114億円に
補正予算,繰越明許費繰越額,事故繰越繰越額を加え,予算現額125億575万1千円に対する調定額は119億4,334万5千円,収入済額,決算額は119億3,446万円であります。収入済額の前年度比較では,額にして3億7,529万2千円,率にして3%の減であります。この主な要因は,繰入金10億1,872万4千円,地方交付税1億310万円,諸収入3,235万8千円等の減によるものであります。 歳入額に占める構成比では,地方交付税41.2%,町債12.4%,町税8%,県支出金7.9%,繰入金7.8%,国庫支出金6.3%,この6科目で83.6%を占めています。 歳入額に占める
自主財源率は28.0%で,前年度より5.2ポイント減となっております。款別収入状況は,4ページに表で表し,7ページまでそれぞれ説明を記しております。 8ページ,お願いいたします。 歳出の状況。 支出済額は111億7,186万1千円で,執行率は95.2%となっています。翌年度繰越額は7億7,355万6千円となっています。不用額は5億6,033万4千円となっています。 歳出総額の前年度比較では,額にして4億1,511万7千円,率にして3.6%の減となっています。減少した費目は,衛生費,土木費,消防費,公債費であります。増加した費目は,議会費,総務費,民生費,農林水産業費,商工費,教育費,
災害復旧費,諸支出金であります。主な減額要因は,
繰上償還,経費の減であります。 以下,款ごとに説明を記しています。 10ページから19ページまで
特別会計歳入歳出決算状況を記しております。説明は省略いたしますので,ご一読ください。 20ページ,税及び使用料等滞納繰越額の状況です。 令和元
年度決算時における滞納者は310人,滞納額は1,775万8,269円となっています。 前年度比較では,額にして459万4,036円,率にして34.9%の増,滞納者は69人の増となっております。 21ページ,財政構造ですが,財政指標。 財政力指数,令和元年度は0.208で前年度より0.001ポイント増となっております。 実質収支比率,令和元年度は9.3%で前年度より0.1ポイント増となっております。 経常収支比率,令和元年度は82.2%で前年度に比べ1.9ポイント増となっています。 公債費
負担比率,令和元年度は16.7%で前年度に比べ9.1ポイント減となっていますが,これは平成30年度に
繰上償還したためであります。 公債費比率,令和元年度は3.6%で前年度に比べ0.7ポイント減となっています。
実質公債費比率,令和元年度は6.3%で前年度に比べ0.2ポイント減となり,改善にております。 25ページ,財産に関する調書ですが,土地・建物については修正が加えられております。 出資ですが,有限会社神石油木特産品販売出資95口475万円債権放棄により減。 物品ですが,決算年度中の取得,処分については適正に処理されております。旧高蓋診療所に係る医療
器具等は,適正に処理されております。 債権,高齢者住宅整備資金貸付事業による早期償還に引き続き努力されたい。 基金,年度末基金総額は106億3,425万4,762円で,前年度末と比較すると,額にして2,551万8,540円,率にして0.2%の減となっております。基金運用収益は2,884万5,714円となっております。 27ページには,
現地調査について記しております。中段以下には,改善・補修を求めた事項について記しております。 28ページ,決算意見を朗読いたします。 審査の結果。 審査に付された各会計歳入歳出決算書,同事項別明細書,実質収支に関する調書及び財産に関する調書は関係法令に準拠して作成されており,その計数は正確で関係諸帳簿,その他証拠書類と照合した結果,適正に処理されていると認められた。 基金運用状況については,計数は正確であり,その運用状況は,
神石高原町各基金条例の規定に基づき,目的に従って適正に行われていると認められた。 結びとして,当年度には,平成30年7月発生の豪雨災からの復旧工事対応に対し,行政,地域,関係者の多大なご尽力に心から敬意を表します。 平成31年度,令和元年度の予算編成は,
災害復旧を優先し,
定住促進,
教育環境整備,
生活環境整備,また
子育て支援,教育支援に配慮し,予算配分した事業推進がされた。
実質公債費比率は,前年度の6.5%よりさらに0.2ポイント改善し6.3%となり,昨年に引き続き改善している。一方,経常収支比率が過去4年間上昇し続け,82.2%となり1.9ポイント増となっている。財政硬直化がさらに進んでいることから,経常的経費の削減に一層の努力が求められる。 そのためには,地方交付税の縮小の中,歳入の確保,歳出の縮減に努められるとともに,事業の優先度や緊急性度を精査することにより,最少の経費で町民の皆さんが
神石高原町に住んでよかったと実感できる
行財政運営に,職員一人一人が強い危機感を持って職務に当たることが重要であり,基礎・基本を理解し,効果的かつ効率的な業務の遂行に引き続き努められたい。 指摘・要望事項。 1,各種補助金交付について。各課において補助金交付をしているが,一部要綱に基づかない交付決定・支出が見られた。引き続き事務を適正に行い,前任者の慣例にとらわれず,条例・規則の確認の上,執務を適正に行われたい。 2,分収造林事業。町行造林台帳整備を早急に行い,枝打ち・間伐等施業を適期に行うよう計画されたい。 3,山村活性化支援交付金事業。道の駅さんわ182ステーション特産品開発事業は,業務委託契約により昨年度に引き続き同業者と契約しているが,打合せなどが深く関わり,意見交換がなされることなく工期を迎えている。発注者として,主体性のある特産品開発事業を推進されたい。 4,指定管理料について。各施設の指定管理料を精査して,繰越額の多額の施設は,減額を含めて交付額を見直されたい。 5,スクールバス管理運営について。安全なスクールバス運行に向け,町有スクールバス19台の管理台帳を備え付けて,修理・部品交換など整備状況を整理されたい。 30ページですが,
病院事業会計決算
審査意見書。 概要については省略させていただき,31ページ,
決算審査意見を朗読いたします。 31ページ,
決算審査意見。審査に付された決算書及び附属書類は,いずれもその計数が正確に処理されていた。また,事業運営については,経営の基本原則の趣旨に従って行われており,おおむね適正と認めた。 在宅復帰率の向上と在院日数の短縮を進め,入院基本料の13:1を取得したこと等により,経営収支の改善が見られる。 町立
病院建設事業に当たっては,関係機関との密接な打合せなどを行い,適切な事業が行われるように努められたい。また,新築移転に向けて,親切丁寧な接遇や医療体制の充実を図り,町民に愛される病院として鋭意努力されたい。 以上で決算
審査意見書の説明を終わります。
コロナ禍での
決算審査に当たり,事業説明なり現地案内をいただきました関係職員,各事業所の関係者の皆様には,大変お忙しい中を真摯に対応していただきありがとうございました。深く感謝申し上げます。
議員各位におかれましては,慎重に審議をいただき,適切な決定をいただくことをお願いいたします。
○議長(松本) 以上で令和元
年度決算審査意見書の説明を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(松本) 日程第17,議案第146号工事請負契約の締結について(
神石高原町立病院建設工事)を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
◎副町長(森重) 議案第146
号案件の
提案理由を説明いたします。
神石高原町立病院移転新築事業(
神石高原町立病院建設工事)について,令和2年8月24日に入札を執行し,令和2年9月1日に請負仮契約を締結したので,条例の定めにより提案するものであります。
詳細説明は
保健福祉課長が行います。ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
◎
保健福祉課長(松井) 〔詳細について説明〕
○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(松本) 質疑を終結します。 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第146号は原案のとおり可決することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(松本) 日程第18,議案第147号工事請負契約の締結について(農業集落排水事業(機能強化対策)遠方監視システム工事)を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
◎副町長(森重) 議案第147
号案件の
提案理由を説明いたします。 農山漁村地域整備交付金事業,農業集落排水事業(機能強化対策)遠方監視システム工事について,令和2年8月28日に入札を執行し,令和2年9月1日に請負仮契約を締結したので,条例の定めにより提案するものであります。
詳細説明は環境衛生課課長補佐が行います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
◎環境衛生課長補佐(森山) 〔詳細について説明〕
○議長(松本) 説明が終わりました。 質疑を求めます。
◆2番(林) 今の説明で1点だけ分からなかったことがあります。遠方監視システムで油木と神石と豊松の部分に関して本庁の環境衛生課のほうで把握できるということですが,警報を発表するようなことができるということだったんですが,これは具体的にどのような警報が発表になるんでしょうか,よく分からない。
◎環境衛生課長補佐(森山) 例えば,施設の運転状況に異常が発生した場合には,現在でも各施設のモニターがそれぞれの支所にはございますので,そこで確認はできるんでございますが,異常があった場合には警報を発報して,現在,維持管理業者のほうへ連絡が届くという仕組みになっております。したがいまして,異常があった場合にはその内容によって維持管理業者が対応ということになっているんですけれども,その状況がどうしても現在の体制では遅れてしまうというようなことがございますので,より迅速,適正な管理をするためには,この遠方監視装置の整備が必要になってきたと考えまして,今回,仮契約まで至っているという状況でございます。 以上です。
◆2番(林) 専門的なことなのでよく分からないんですけど,例えば壊れちゃったときに早くわかって早く直せるということでしょうか。
◎環境衛生課長補佐(森山) ごくごく端的に申し上げれば,そういう対応が可能となるということで,議員おっしゃるとおりでございます。
○議長(松本) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(松本) 質疑を終結します。 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第147号は原案のとおり可決することに決しました。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 9月9日午前10時までに本議場にご参集ください。 午前11時40分 延会...